1957-05-13 第26回国会 参議院 商工委員会 第32号
中には、十二分な配当をしてそして、十分独立採算制をもって立っていける事業も相当あります。それで、将来見込みのあるものも、この中にはかなりあります。従って、環境がよろしくてうまく育っておるものを、下手にこっちの犠牲で手放して、そうしてうま味は他に吸われてしまって、後進性のある東北の開発を結局は誹謗をするというようなことのないように考えなけりゃならないと思っております。
中には、十二分な配当をしてそして、十分独立採算制をもって立っていける事業も相当あります。それで、将来見込みのあるものも、この中にはかなりあります。従って、環境がよろしくてうまく育っておるものを、下手にこっちの犠牲で手放して、そうしてうま味は他に吸われてしまって、後進性のある東北の開発を結局は誹謗をするというようなことのないように考えなけりゃならないと思っております。
いろいろな修理その他のものをある一定の金額に計算いたしまして、かかる経費とにらみ合せますと、この工場だけは十分独立採算制がとれておるという状況にあるということであります。
なお私ども長らく民間におりまして経理の方面を扱つておる者から見ますと、実は資本勘定といいますか、設備勘定と損益勘定の区分の十分につかないような企業の形態では、十分独立採算制もとれないと考えます。こういうような点も十分考えまして、独立採算制をとり得るような企業の形態をこしらえたい、こういうような意見が非常に述べられております。しかしまだ行政調査部としてまとまつた意見に至つておりません。
これは東京都がおきましては曾て配電事業を営んでおりました経驗もございますので、十分独立採算制で経営できる自信を持つております。
そこでそういう各種の面から集まつて赤字が出たのでございますから、そういう点はやはり十分独立採算制という線に沿うて檢討し、慎重に考えて、これで赤字を防ぐという方向に至らぬといかぬと思うのであります。それからたとえば逓信関係、鉄道関係、預金部もありますが、金融資本というお話がありましたが、こうはつきり申し上げておきたいと思うのであります。